先月、2020年度全日本卓球選手権が引き続くコロナ禍の中で開催されました。大会前や大会中に発熱や濃厚接触などの問題で棄権する選手が多く出る異例の大会となりましたが、結果は女子が石川佳純選手が、男子は及川瑞基選手が優勝しました。
特に若手の台頭の中での石川佳純選手の5年ぶりの優勝は真に感動しましたし、及川選手は群雄割拠と言われる男子卓球界において、穴のない卓球🏓で次々の格上と思われる選手を倒し、見事な初優勝を飾りました。決勝の2試合はもちろんのこと、女子のベスト4、早田vs.伊藤戦のレベルの高い攻防も凄かったのですが、私のなりのベストゲームは、男子のベスト16、なにわのカットマン御内健太郎vs.張本智和戦ですね。結果は4-3で張本選手が御内選手を振り切りましたが、途中先にマッチポイントを握られるという大苦戦で、この試合のダメージが次の及川戦の敗戦に繋がったことは張本選手が試合後吐露していた通りだと思います。
御内選手はバランスの取れた美しいカットマンですが、攻撃面も優れていて、カットからの連続ドライブ攻撃や、3球目攻撃も果敢に仕掛けていくスタイルです。しかしながら、この試合は張本選手がドライブは強いもののやや一本調子の攻撃に対して、比較的後陣でカットを引くケースが多かったように思います。それにしてあれだけ下がってストップされてもすぐに追いつくフットワークは見事という他はありません。試合には敗れたものの久しぶりにカットマンの真骨頂というべき試合を堪能できました。
2月の練習日を掲載します。
7日(能見台) 9時-12時
14日(並木) 9時-12時
21日(金スポ) 9時-11時
28日は未定
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