久しぶりに「緊急事態宣言」も「蔓延防止措置」もないGWです。如何お過ごしでしょうか。私は何処へも行かずに愛娘🐈とまったりしながら、マイペースで仕事をしたりして過ごしています。😌
この間、卓球界🏓は、最新の世界ランキングが発表になり、伊藤美誠選手を抜いて早田ひな選手が日本人最高位(5位)にランクされました。伊藤選手は6位です。
この他、ダブルミユウやカットマンの佐藤瞳選手等も現在好調で、また若手も出てきておりパリ五輪に向けては日本の女子代表はまだまだ混沌としていますね。
東京五輪後、国内では無人の野を行く感じであった伊藤選手がこのところシングルスでちょっと取りこぼしが目立ち、スランプなのかと見る向きが有りますが、私はそれ程心配ないのでは、と思っています。少なくともこのまま後退していくような選手でないことは確かでしょう。色々と研究もされている中で、五輪で中国に勝つための更なる技術を磨いていることと思います。それが打ち方の変更であった場合、どんなトップの選手でも一時的にうまく行かないことや調整過程で結果が出ないこともあり、今はまあその時期なのかと思っています。😌
ところで卓球🏓もそうですが、相手のあるスポーツ競技においてはどうしても相性というものがあり、どうもこの人とは相性が悪い、勝てないということはないでしょうか?
かつて31回の幕内最高優勝🏆や、双葉山の記録に迫る53連勝を記録した、平成の大横綱と言われた、かの千代の富士も苦手がありました。それがおしん横綱の異名を持つ隆の里でした。全盛期も含めて生涯戦績でも9勝13敗と負け越しています(全盛期でも8連敗もあり)。
右の相四つだったこともあり、組むと隆の里の怪力に小兵の千代の富士の技が全て封じられてしまうような感じでした(千代の富士も筋肉の塊でしたが、身体がやや細かったですね)。ただ、他の力士には盤石の強さを発揮するのに少々不思議でした。彼曰く「対戦するのはもちろんのこと、一時顔を見るのも嫌だった。なんでこんなことまで考えてくるのか、何をしてもうまく行かない」という日々だったとか。
一方の隆の里は、横綱としてはやや遅咲きでしたが、こと千代の富士戦になると「千代の富士からの勝ちは白星3つ分の価値がある」と執念を燃やし、場所が近づくと過去の対戦のビデオを立ち合いから止めては繰り返し、こうすればこうなる、こうくる、こうするというふうに思い描くあまり、何とビデオデッキのヘッドが駄目になり2台買い替えたというエピソードがあった程の研究ぶりで、その隆の里にして「千代の富士も毎回一度として平凡な立ち会いはなかった、でも自分はその上を行った」と語っています。まさにプロというか大変な努力ですね。
そんな千代の富士が、「一度何も考えずに行ったことがあった、それがまさに連発を止めるきっかけになった」と話していたのが、とても印象に残っています(これ以降は3勝3敗)。それにしても二人とももうこの世にいないというのがとても残念ですね。
また、卓球界のレジェンド、水谷隼元選手はリオ五輪の対中国との団体戦で、許キン選手に勝ちましたが、それまで確か14連敗だったとか。それでもこの時は、「連敗中だからこそ今日は自分に有利に働く、少し思い切った戦術で行ってみよう」とトライし、見事に勝利したのですね。苦手と相対したときの心構え、奥が深そうです。🤔