11月13日(日)は我がクラブの練習日でしたが、急遽特別アドバイザーの重本コーチが一家で来訪してくださり、メンバーの練習に参加して個別にアドバイスをいただきました。この日は、重本コーチ来訪の連絡が直前にもかかわらず、フルメンバーに近い参加率でした!!(皆様のお集りのよろしいこと、笑)。
それにしても、重本コーチは二人のご子息の出産前と全く変わらぬ体形で、相変わらずの美しいフォームを披露してくれました。参加メンバーもかなりと参考になったのではないでしょうか。コロナ禍ではありますが、是非またお願いしたいものです。
同日の夜は、嬉しいニュースがありました。私の推し、"ハリケーンミウ”こと平野美宇選手が、第3回パリ五輪選考会TOP32船橋大会で見事に優勝を果たしました。それも同年のライバル伊藤美誠選手を準々決勝で4-0、決勝では同じく同年の早田ひな選手を4-2で破っての見事な優勝でした。東京五輪では団体戦で活躍したとは言え、このところこの二人には少し水をあけられていた感もあっただけに、嬉しさもひとしおではなかったのではないでしょうか。これで累積ポイントでも6位から3位に浮上しました。
私の感想ですが、中国人選手を立て続けに破り一世を風靡した「ハリケーン」と呼ばれる高速卓球に加えて、この日は相手を研究したコース取りと台上技術、簡単にミスしない粘りもあり、素晴らしい出来栄えだと思いました。先の重本コーチは決勝の試合を見た感想として「うまく緩急がついている」とのことでした。
2017年の世界選手選手権や同年のアジア大会の大活躍以降、少々スランプに陥り、また若手の台頭もあって国内大会でも取りこぼしの目立つ時期があり、このまま終わってしまうのかと少々危惧をしていたこともありました。その頃の彼女の卓球は「緩急」を意識するあまり、攻撃がどっちつかずのような感じで相手に先手を取られるようなパターンもかなりとあったように思います。ところがこの日は、高速卓球に自然にその「緩急」がついているような印象を受けました。またトレーニングの成果と思える軸のぶれないしっかりした体の使い方やよく相手を見て研究しているようにも思えました。今後来年の世界卓球をまずは目指すと言っていたことからも、目標設定もしっかりとでき、インタビューも「大人になったな」という感想で嬉しくなりました。伊藤選手、早田選手も今大会は連戦の疲れも見えていたことから、必ず巻き返してくるでしょう。今後も女子のパリ五輪代表争いは目が離せませんが、ますます彼女には頑張ってほしいところです。(ば)