卓球ノジマTリーグ2022-2023シーズンはいよいよ天王山を迎え、カルッソ川崎において2月11日に現在1位の木下アビエル神奈川と2位の日本ペイントの決戦が行われました。
しかしながら結果は張本美和選手が単複2勝の活躍で、4-0勝利の木下アビエル神奈川がリーグ1位とプレーオフファイナル進出を決めました。
詳細は、以下の通りでした。
〇木下アビエル神奈川 4-0 日本ペイントマレッツ
〇木原美悠/張本美和 2-0 芝田沙季/大藤沙月
〇平野美宇 3-1 大藤沙月
〇張本美和 3-0 横井咲桜
〇石川佳純 3-1 岡田琴菜
この試合結果は正直期待外れで、私は川崎に見に行かなくて良かったという感想です。勝負事ですので、当然このような結果もあるわけですが、木下側が必勝の布陣で臨んだのに対して、日ペ側は、佐藤/橋本のカットマンペアを揃って温存する陣形をとりました。対戦を見た瞬間にこれは木下の圧勝かなと思ってしまいました。もちろん、芝田、大藤の両選手は攻撃型の中核ですし、全日本でベスト4の横井選手も決して見劣るわけではありませんが、どうも日ペサイドにはどうしても勝ちに行くという気迫を感じることができませんでした。
橋本選手はベンチ入りもしていませんでしたので、何かの理由があるのかもしれませんが、試合の途中からは「どうぞ木下さん、先にプレーオフへどうぞ」という感じを受けてしまいました。(この後のプレーオフをはじめから見据えていたのでしょうか)特に、横井選手は張本選手の勢いを止められずにあっさりと0-3で敗退、この段階で木下のリーグ1位が決定、最終戦の岡田選手に至っては何と入場が遅れてぺナルテイーを受け、0-2からのスタート、これではもともと格上の石川選手に勝てるはずがありませんね!
個々の選手は決して手を抜いているわけではないと思いますが、監督をはじめ首脳陣はおおいに反省すべきだと思います。
今年の日本ペイントの躍進は目覚ましく、芝田選手を中心とする攻撃型と、佐藤/橋本の両カットマンの”見せる”試合ぶりは見るものを本当に楽しませてくれています。それだけに厳しい見方かもしれませんが、この天王山での0-4はダメです!少なくともお金を取って試合をしているのですから。この日の川崎は観客も多かったようですが、がっかりしたファンも多かったのではと思います。
今回はかなりと酷評をしましたが、今後のプレーオフに向けての日ペの奮起を期待したいところです。
今シーズンは日生が苦戦していますが、名古屋とのプレーオフはまだまだ熾烈です!一方、リーグ1位の木下は是が非でもの悲願のファイナル優勝を果したいところでしょう。まだまだ今シーズンのTリーグのクライマックスはこれからです。
【ノジマTリーグ2022‐2023シーズン女子順位表(2/11時点)】
1位:木下アビエル神奈川(勝ち点48 14勝3敗)※レギュラーシーズン1位、プレーオフファイナル進出決定
2位:日本ペイントマレッツ(勝ち点38 11勝7敗)
3位:トップおとめピンポンズ名古屋(勝ち点30 9勝7敗)
4位:日本生命レッドエルフ(勝ち点29 8勝8敗)
5位:九州アスティーダ(勝ち点14 4勝12敗)
6位:京都カグヤライズ(勝ち点14 4勝13敗)